テスト対策の効用

ほぼ全ての中学校の中間テストが終わりました。
我々もテスト対策もやめて、授業はテストの前にやっていた内容に復帰しつつあります。

テスト対策を2週間程度行いましたので、2週間前にやっていた内容に戻るわけです。


まあ、ものの見事に綺麗に忘れてくれています(涙
どうしてこう、きれいさっぱりリセットボタンを押したかのように忘れてくれるのか。

もちろん、理解の仕方と記憶の仕方がまずいからです。
「自分のやり方はまずいんだ」というのを明確にしてくれるという点でも、テスト対策は役に立ちます。

もちろん、次は、まずいということを自覚した上で、自分のやり方を修正するのが仕事です。
これがまたなかなか大変なのですけれども。

やはり分からない

ゆとり教育の脱却を図って国はいろいろやってますが、それでも子どもたちの国語力は下がり続けています。
時間が経てばたつほどひどくなるばかりで、改善する気配は今のところありません。

語彙はどんどん減っています。
減りすぎて、学校の授業で使われている言葉ですら通じてない場合も多いと思います。
我々も彼らに通じる言葉だけで授業をしなければなりませんので(あえて難しめの言葉を使うこともありますが)、言葉選びに日々苦労しています。

そして、人の話を聞けないだけでなく、自分でうまく説明をすることもできません。たとえば、

「学校の授業が延びて帰るのが遅くなったので遅刻した」

ただ、それだけのことを上手に説明できない中学生も増えています。
もちろん、そういう状態ですから「考えをまとめる」ということも大変苦手です。

まとめようにも、まとめるだけの言葉がありませんので。


そういう、日本語ですら「生きた」状態でないのに、「生きた英語」とやらを学ばせようとする大人がたくさんいます。
何をしようというのでしょうか。

長年考えているのですが、やはり分かりません。
大人ですから、大人の事情ですかねえ(笑

学習会

とある中学校では、テスト一週間前になると「学習会」(だったかな)というものが開かれるそうです。
なんでも、放課後に自習の時間を作って子どもたちに勉強をさせ、学校の先生が適宜教えてくれるものらしいです。
基本的には強制参加らしいのですが、事情がある場合は出なくても構わない。そういうスタイルだそうです。

そういえばうちの娘が通っている学校でも、週一回、子どもたちに宿題やプリントなどをやらせて、学校の先生がみてくれる時間があります。

学校がそんなことまでしてくれるわけですから、ありがたい話ですよね。

しかしまあ、なんだかちょっと筋が違っているような気もします。


そういうわけかどうか、新風館の生徒たちは学校の学習会ではなく、新風館にテスト勉強をしに来ます。

理由はきっと、いろいろです。
まあ、簡単に言えばちょっとした自慢をさせていただいたわけです(笑

98.5%!!

スマホ禁じずいっそ活用 授業でアプリ、連絡はLINE

<引用>
同校ではスマホや携帯電話を校内に持ち込むことができ、昨年3月からは連絡手段としてラインを使っている。学級や部活単位、教員同士などで計40以上のグループをつくり、日々連絡をとりあう。今は全校生徒の98・5%がラインを使うが、・・・
<ここまで>

2つのOSにあれだけ多種多様なアプリがあるというのに、98.5%もの生徒がラインを使っている。
なんというか、すごいですね。98%という数字は。


みんなスマホを買って、ラインでつながって、パズドラで遊ぶ。って、感じなのでしょうか。
そこまでみんな同じっていうのも、ちょっと怖いですね。


私個人としては、『身近な人、普段から面と向かって顔を合わせる人とはネットでつながらない方が良い』と考えていますので、私はこの高校は絶望的に相性が悪いですね(笑

連絡

明日(5月17日)は、午後1時30分から教室が空いているので、自習に来たい生徒はご自由にどうぞ。
高校生もテスト前の子が多いと思います。質問があるなら持ってきてください。

正しく答えさせる

今日、こんな解答を書いた子がいました。

問「5とー7のうち、絶対値が大きいほうはどちらですか?」

答 7

なぜこうやって答えたのかは、分からなくはありません。
そして、何にも頭を使ってないわけではないことも想像できます。

しかし、聞かれていることに正しく答えていないから、答えとしては間違っています。


思うに、この子の家庭では

親「コーヒーと紅茶、どっちにする?」
子「ココア」

という会話に誰も突っ込みを入れず、当たり前のようにココアが出てくるのだと思います。、


いちいち子どもが言ったことの誤りを指摘して、正しく言えるまで訂正させるのは大変な手間です。
なんとなく面倒でいい加減に済ませてしまう方も多いのだろうな、と思います。

しかし、こういう大変な手間を積み重ねてもらった子とそうでない子の差が、
中学校に入ったくらいの時期にとんでもないことなっているのだろうな、と強く感じています。

使うからには知っておく

IE欠陥騒動 ネットで「情報格差」を笑う人々、埋める人々

<引用>
ネットでは今回の騒動を受け、「年配層って本当、説明しても通じないことが多い」などとして、IT知識に乏しい「年上世代」をなじったり嘲笑する声も出ている。
<引用ここまで>

いやいや、説明しても通じないことが多いのに年齢は関係ありませんよ。
第一、今の子どもたちも、ほとんどの子が「ブラウザー」という言葉を知りません。

毎日スマホをいじり倒して、毎日ネットを使っているような子でも、です。


確かに、クルマのことを詳しく知らなくても運転はできます。
ネットやパソコンのことに詳しくなくても、使うことはできます。

しかし、知らないと困ることがあるモノもあるわけです。
しかも、その「困ること」が命に関わったり、大きな損失に関わるような場合もあります。

そういう事態に陥らない、または陥ったときのダメージが最小にするように努める。
これは作った側だけではなく、使う側もすべきことなのではないかと思うのです。

もちろん、使う側は作る側と違ってプロではありません。
頑張って勉強したところで、理解しようとしたところで、その全てを知ることなど到底できません。

それでもそういったモノの動作原理なり、動作の原則ぐらいは誰でも理解ができるものです。
それくらいのことを知っておくことは、決して無駄ではないはずです。第一、そういうことを学ぶのは案外面白いもんですよ。

もちろん、何も知らずに使って、結果、何か問題があったときにメーカーに補償なりなんなりをさせることができるとは思います。
しかし、そもそもそういう事態に陥らないようにした方が気分も良いじゃないですか。

使うもののことを知っておく。
案外、みながないがしろにしていることですが、もう少し目を向けても良いんじゃないかな、と私は思います。

予定と未来

毎年、年度の初めには生徒たちに

「中学校の年間予定表を出すように」

と伝達しています。

各学校の定期テスト、実力テストや修学旅行の日程が分からないと、我々も授業の予定が立てにくいからです。


実際問題としては、年間予定表を作成していない中学校もあれば、きちんとpdfファイルにしてネットで公開している中学校もあります。
ですので、我々がネットで調べればある程度の中学校の年間予定表は分かったりするのですが、生徒たち本人に「予定」ひいては「未来」について意識を持って欲しいですし、その結果としてきちんと予定表を我々に渡すことができるかどうか、毎年こうやってチェックしています。


でまあ、4月いっぱい何度も「予定表を出せ」と言いつづけたのですが、提出したのは一人だけでした。

連休明けに聞いたところ、中間テストの日程くらいは全員把握していました。
それでも「予定表は無い」と言う子が多いのです。


さて、本当に予定表は無かったのか。
それとも、予定表の存在を忘れてしまっていたのか。

いい加減分からないと我々も困るので、ネットでチェックしてみました。


結果。

年間予定表も月間予定表も公開されていない・・・1校
月間予定表のみ公開されている・・・1校
年間予定表が公開されている・・・2校

そういうわけで、半数の生徒は年間予定表を我々に提出できるにも関わらず、それができなかった、ということです。
できなかった理由はいろいろだとは思いますが、少なくとも「予定」というものに対する意識がとても弱いのは確実です。


随分前に生徒に確認したことがあるのですが、

「自分はいつか結婚するだろう」

ということと

「自分はいつか高校入試を受けるだろう」

ということが、意識の中でほとんど変わらない。同じくらい未来のことで、実感がわかない。
そういった感覚でいる中学生(しかも中3の1学期)がほとんどでした。

こういうこともひっくるめて「学力」だと思うのですが、こういう学力についてどうにかしようという話も、
動きも全く無いのはなぜなんでしょうかね。


そんなわけで、予定表を出せたにもかかわらず出せなかった生徒たちは、これからお説教が待っていますね(笑

精算と芸術

かなり前から中3の漢字の授業を担当しています。
テキストは毎年同じものを使っているのですが、その中に

「乗り越し料金を精算する」

という文が出てきます。

で、毎年中3に『「乗り越し料金を精算する」って一体何をしているのか分かる?』
と聞くのですが、ついに今年は誰一人分かりませんでした。

困りました。



さらに。
テキストの中に、

「芸術は国境を越える」

なんて文も出てくるのですが、年々家族で美術館に行ったり、音楽を聴きに行ったりするご家庭が減っている印象です。

親御さんもそういうジャンルに興味が無い人が増えているのか、経済的な事情がそうさせるのか。
原因は分かりませんが、少し寂しく思いました。

連休中に

今日はGW明けの初めての授業です。
1週間ほど授業が空きましたが、さて、どれくらい忘れてきているのか。少し怖いですね。


連休中に、静岡の春風館を見学してきました。
残念ながら授業そのものは見学できませんでしたが、授業のノートであったり、教室の作り方であったり、消さずに残っていたホワイトボードであったり、使用しているテキストであったりから、いろいろと勉強をさせていただきました。

とくに、春風館の教室は、彼の人柄が滲み出ている優しい空気をもった教室でした。
あれは我々には真似ができないな、と強く思うとともに、そういう優しさも我々は見せるべきときには見せるべきなのだろうなと感じた次第です。
抽象的な話で申し訳ありませんが。

いろいろと刺激をいただいたので、今後に活かしたいと思っております。

有意義な休暇でした。
GWにたくさん休むと授業は減りますが、そこで普段得られないものが得られるとするならば、長い目で見れば悪くないですね。

塾長の北風が本を出しました。



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さくらい@新風館

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