計算が合わない!

中3生は今週から毎年恒例の夏の計算祭りに入っています。

過去の私立高校の計算問題を選り抜いて作った計算プリントを、一発で全部正解させたらクリア。
プリントは4種類あって、それらすべてについてクリアできたら、計算祭り終了。

そういうルールで毎年行っています。
ここ5~6年で卒業した子には、懐かしい話(そして、きつかった話でもありますね)だと思います。

もちろん、計算問題で確実に点を取ってもらうための練習なのですが、それ以上に、

「問題に応じた最善の方法を選択し、慎重に処理し、ミスが無いか確認をする。」

という処理をマスターすることが大事なのです。
こういった処理は計算問題だけではなく、全ての問題を解く際に必要になります。

つまり、「できる問題はとにかく確実にあわせる」ためのトレーニングです。
このトレーニングを、毎年夏の初めに、中3生にやってもらっています。


しかしまあ、今年の中3はとにかく合わせられません。
話が分からない訳ではないのです。とにかく、正確に慎重にやる、ということができない。


これはなかなか大変な夏になりそうです。

夏期講習 第1期終了

今日で夏期講習の第1期が終了しました。
高校生は、化学以外はほぼ予定通りに授業ができました。

中学生、導入と中2Bの数学は長い時間を使って算数の力、とくに「単位量あたりの大きさ」について、手を変え品を変え、授業と演習を行いました。

『60円を「4」として考えると、「3」はいくらになるか?』

こういう問題です。

少し抽象的な話ではありますが、これができてしまえば速さだろうが、比だろうが、百分率だろうが、全て同じようにできるようになります。
つまり、算数で「難しい」といわれる単元ができるようになるかどうかは、この考え方を理解できるかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。

もちろん、難しい話ですので時間はかかります。
だからこそ、まとめて時間が取れる夏休みにどかんとやってみました。

「時間をかけたので全員がマスターしました!」なんていう夢のような状態にはなりませんでしたが、何とか理解のとっかかりくらいは作れたかな、という手ごたえです。
彼らが中学を出るまでにはなんとかしたいですね。


ここでいわゆる「みはじ」とかそういうのに逃げてしまうと、その子の算数力の成長を著しく妨げます。
それについては過去の記事である、「みはじ」の害と罪をご覧ください。

ほとんど宗教

血液型と性格は「関連なし」との調査結果を受けたアンケートで半数以上が「関係あると思う」と回答

<上記リンク先より引用>
日米で1万人以上を調査し、血液型と性格には「関連がない」との調査結果が先週出されましたが、この記事を受けたYahoo!のアンケートで半数以上がそれでも「関係あると思う」との回答を出すという驚きの事態が発生しています。

人間のABO血液型によって性格が異なるとされる、いわゆる「血液型性格診断」。1970年代に関連本が出版されて以来日本国内で大流行しましたが、海外ではほぼ知られていません。

内容は極めて非科学的ながら、21世紀の現代でも多くの日本人の間では自明の理のように受け取られており、近年では就職や人事の際に血液型を理由に判断される「ブラッドタイプ(血液型)・ハラスメント」という信じられないような差別まで報告されています。
<引用ここまで>

いわゆる日本人がよく言う「血液型」というのは「ABO式血液型」というやつでして、その他の「~式血液型」というものが他に300種類くらいあるそうです。Rh式なんかは有名ですね。

そういう300種類もある中のひとつに焦点を当てて、性格がどうの、相性がどうの、というのがいかにおかしいことか。
人間のタイプが4種類だけに分かれるはずもありません。
そして、科学的にも根拠が無いことが分かっているわけですから、血液型の話題そのものにほとんど意味はありません。

もちろん話のネタに困ったときなんかに「血液型」の話題をする、なんてのは全然構わないとは思うのです。
「いやあ、今日は暑いですねえ」なんていう天気の話とほとんど同じレベルの話ですね。

ただ、そうやって「あなたはA型だから几帳面なのね」とか、そういう話を小さいときからみんなして刷り込むもんだから、暗示にかかっている人がやたらに多い気はします。
そういう意味では、日本人にとっては血液型と性格に関連はあるのかもしれません。


理由はよく分からないけど、なんとなく信じている。信じていない人に少し違和感を感じる。

もし、日本人にとって血液型がそういうものだとしたら、それは科学ではなく、ほとんど宗教です。

一学期終了

今日で面談&レベルアップウィークが終わりました。
そして新風館の2014年度の一学期が終了、ということになります。

夏期講習は21日の月曜日からです。
祝日ですが、講習はありますので間違えないでくださいませ。



今回、面談で厳しい話をした後に、結果辞めてしまった方がおられました。
非常に残念ではありますが、我々は現実をありのままに伝えただけのつもりです。

その話が厳しい話だったということは、現実が大変厳しいということなのです。
だからこそ力になりたかったのですが。

少し悔しいですね。

子どものためではなく、親のため

なぜスマホに子守りをさせてはダメなのか

子連れのお母様同士、話に花が咲いて大変楽しそうなのですが、母親の隣に座っている子供同士はスマホに無言で夢中。
そんな光景を、先日喫茶店に入ったときに見ました。

確かに、スマホなり、ゲームなりを与えておけば、子どもは夢中になってくれますので、静かにしてくれます。
私も人の親ですから、そういうことが必要になる場面もあることは理解はしています。

しかし、そうやって子どもに黙っていてもらうのは、あくまでも「親のため」です。
自分の都合を子どもにおしつけているに過ぎません。


先ほども書きましたように、そういう行為を全否定するつもりもありません。
そうしなければならない場面もあるのです。

ならば、せめて、子どもにスマホを与えて放置した時間くらいは、きちんと子どもにこころと時間を使うとか、そういうフォローをして欲しいです。

人間は人間にしか育てられないのですから。

雪だるまと知識の量

「とどのつまり」という言葉があります。

出世魚であるボラは、成長とともに呼び名が変わっていくのですが、最終的には「トド」と呼ばれるようになります。
このことから、「トドのつまり」という言葉ができた、というのが、一般的な説ということになっています。

「なるほど。面白いね。」

と、思えればひとつ賢くなれます。

しかし、「面白い」と思うためには「出世魚」という、大きさによって呼び名が変わっていく魚がいる、ということを知らなければなりません。
また、ボラと聞いて姿かたちが連想できるとなお良いですね。

つまり、面白がって知識を吸収するためには、前提となる他の知識や語彙が必要になるわけです。

雪だるまは大きければ大きいほど、大きくすることが容易になります。
それと同じように、知識もあればあるほど知識を吸収しやすくなるのです。


では、知識の絶対量が少ない場合はどうすればよいのか。
そりゃあ、最初は無理やりにでも、入るところから詰め込まなければ仕方がないのですよ。

レベルUPウィーク

来週はレベルUPウィークのため、中高生の通常授業は行いません。

中学生はいつも来ている曜日の午後8時~午後10時にレベルUPテストを行います。
また、高校生には各自指示を出します。とりあえず高3生は毎日来てください。

いつも通り6時40分に来てしまうと、高確率で面談をしていて、かなり格好悪い思いをすることになります。
お間違いのないよう。


なお、小学生は通常通り授業を行います。

1学期期末テスト結果報告

○中学生総合
3教科合計 212点(1教科平均 70.6点)
5教科合計 336点(1教科平均 67.2点)

○中1総合
3教科合計 188点(1教科平均 62.7点)
5教科合計 306点(1教科平均 61.2点)

○中2総合
3教科合計 208点(1教科平均 69.4点)
5教科合計 327点(1教科平均 65.3点)

○中3総合
3教科合計 220点(1教科平均 73.3点)
5教科合計 351点(1教科平均 70.1点)


・中1は現在導入クラスしかありませんので、クラス別の集計はありません。

・中2
発展Aクラス
3教科平均 250点(1教科平均 83.2点)
5教科合計 396点(1教科平均 79.1点)

発展Bクラス
3教科平均 205点(1教科平均 68.3点)
5教科合計 335点(1教科平均 66.9点)

導入クラス
3教科平均 155点(1教科平均 51.7点)
5教科合計 230点(1教科平均 45.9点)

・中3
Aクラス
3教科平均 259点(1教科平均 86.4点)
5教科合計 426点(1教科平均 85.2点)

Bクラス
3教科平均 194点(1教科平均 64.6点)
5教科合計 301点(1教科平均 60.1点)

※3教科、5教科平均は小数第一位を四捨五入してます。

今回はぐっと点数を上げた子が何人かおりました。
その子たちは、少しずつ実力をつけてきたな、と感じていた子達だったので、それが結果に出て良かったなと感じています。

そうでない子達でも、近頃は範囲が決まっている定期テストでそれなりの結果は出せています。
しかし、点数ほどは実力がついていないな、というのが我々の実感です。

付け焼き刃的な勉強をしてしまっている子がまだまだいる、ということでしょうか。少し残念です。

夏期講習にそういうノリで来たらしんどいだけです。

「夏に習ったことはすべて自分の血と肉にしてやろう。」

それくらいの気持ちで来てくれることを願います。

悪かった点を見つけ、原因を探り、対策を練る

期末テストの結果が分かりました。

ここで、昨日は中3に、毎年恒例のテスト反省会をやってもらいました。

やることはいたってシンプルでして、

・テストの何が悪かったのか考える
・その原因は何か探る
・原因から踏まえて、次回までに何をどうするのか具体的な対策を練る

以上3点について、文書化してもらう。
そういう作業を、毎年これくらいの時期に中3生にしてもらっています。

こういうことにきちんと時間をかけておかないと、

「思ったよりも悪かった。次は頑張りたいと思う」

と言った、考査成績表にいかにも書いてありそうな、そして、全く役に立たないことしか考えないのが中学生です。

もし、文章の中に「次は頑張る」なんて書こうものなら「なら今回は頑張らなかったんかい」という突込みが入ります。
「きちんと覚えていなかったのが原因」なんて書いたら「なんでテストに出ると分かっているのにきちんと覚えなかったんかい」という突込みが入ります。
「計算の確認をきちんとしなかった」なんて書いたら(以下省略)

といったように、各人が書いたもの読んで、書いてあることに突っ込みを入れながら、正しく思考させる。

なかなかに大変な作業ですが、こういうことを自分でできるようにならないと、いつまでも自分で考えて行動できるようにならないのです。

塾の透明化

塾の費用、透明化を…国の有識者会議が指針案

<引用ここから>
指針案では、〈1〉入学試験、資格・検定の合格率と、その計算方法〈2〉入会者のほぼ全員が参加する発表会の費用や追加講座の費用など、支払う可能性のあるすべての費用〈3〉学習塾の担当講師が専任なのか学生アルバイトなのかといった立場や指導歴に関する情報――を例示した。文科省などは業界団体の会合で周知を図り、各事業者の自主的な情報公開を促す。
<引用ここまで>

だそうです。
我々は常にオープンにしていますから何も困りませんので、少しまとめてみました。

(1)合格率について

昨年度、受験が終わるまで在籍していた中3生は12名です。そのうち、

私立高校に2名、高専に1名、県立高校に9名、進学しました。
#なお、私立高校に進学した2名は私立専願で受けています。

我々は「この高校を受けなさい」「ここは危ないから受けてはいけない」といった指示を生徒に出すことはありません。
『行きたいところがあるならば、最大限努力しなさい』というスタンスですので不合格者が出る年もあるのですが、昨年度は全員が第一希望の高校に合格しています。

(2)費用について

『2013年の3月の終わりに中3生が入塾して、公立高校入試まで5教科受講した場合』

の実際の授業料で計算してみました。

受験生が5教科の授業を取っていますので、一番費用がかかるプランになります。
新風館でこれ以上費用がかかる学年は、高校3年生以外にはありません。

また、テキスト代以外は、全て税抜価格です。

・入塾金 10,000円・・・入塾時のみ

・テキスト代 1,500円×5=7,500円(税込)・・・年度初めのみ

・維持費 一教科月額500円×5×11か月分=27,500円・・・学期初めに学期分を一括納入

・通常授業料・・・月額24,000円×11か月分=264,000円

・春期講習・・・17,000円(中央値)
 夏期講習・・・57,000円(中央値)
 冬期講習・・・26,000円(中央値)

※各講習はオプションで追加する授業によって授業料が変わりますので、参考までに各授業料の中央値を載せておきます。

以上の合計は、年間で 40,9000円(大体税抜)

になります。安くは無い金額です。

ただし、授業時間は相当長く取っています。
例えば、夏期講習は英数国の授業とレベルUPテスト時間で90時間近く取っていますし、
日々の授業も週に授業を7時間、レベルUPテストを80分行うわけですので、時間単価は結構頑張っていると思っています。自画自賛ではありますが(笑

そういうわけで、文科省は「時間単価も明示すべき」または「授業時間も明示すべき」としないと、あまり意味が無いような気がします。


(3)担当講師について

授業を受け持つのは指導暦22年の北風(文系担当)と指導暦16年の櫻井(理系担当)の2名のみです。
週に2時間ほど、レベルUPテストの採点を卒業生に手伝ってもらっていますが、学生は授業を担当しておりません。


最後に。

<上記リンク先から引用>
国民生活センターによると、2013年度に同センターなどに寄せられた苦情は学習塾が1602件、外国語会話教室が950件だった。
<引用ここまで>

・模試しか受けていない子や、講習にちょっと参加しただけの子を合格実績にカウントする
・専任講師が担当、と言いながら、専任講師が担当するのは1教科はのみで、他4教科は学生が担当している
・テストの度にテスト対策講座やら補習やらをやって、その都度特別授業料を徴収する
・授業料が安いと思ったら、授業時間がえらく少なく、学習効果が出ない
・当初は自由参加と言っていた合宿に結局参加しなければならなくなる
・授業料は安いのだが、よく見ると維持費がやけに高い

などなど、そういうことをしているところが案外多いから、こんなことを国に言われなくてはならなくなるわけです。

第一、我々は文部科学省と経済産業省の保護を受けているわけでも、指導を受けているわけでも、認可を受けているわけでもありませんので、文部科学省と経済産業省から命令される筋合いは、本来一切無いのです。

しかし、一年で苦情が1600件超っていうのは異常な数字です。
それというのも、悪質な業者がそれ相応に存在するからであって、だからこそ、国も動かざるを得なかったということなのでしょう。


同じ大人として情けない限りです。

塾長の北風が本を出しました。



プロフィール

さくらい@新風館

Author:さくらい@新風館
新風館通信(ソフトタイプ)です

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク