黒地に白い塗料を塗っていく

小学生に何かを教えるとき、私は気持ちとしては

「黒地に白い塗料を筆で塗っている」

という気持ちで教えています。

塗料を扱ったことがある方は分かると思うのですが、白い塗料は下地を隠す力が弱いので、一度塗っただけでは下地の色をなかなか消せません。

なので何度も何度も重ね塗りをしなければならないのですが、塗料が乾いてないうちに重ね塗りをすると、前回塗った部分を剥がしてしまいます。結果、時間を掛けて乾燥させてから重ね塗りをすることになります。

そして、一度に多量の塗料を塗ろうとすると、塗りむらができたり、表面に塗料の凹凸ができて仕上がりが悪くなります。

そういうわけで、黒地に白い塗料を塗る場合は

・少量の塗料を
・時間を掛けて
・何度も何度も

塗らなければいけません。大変めんどくさい(笑


そして、実は、小学生の学習効果も、あまり変わりが無いと考えています。

一度教えたことを、ずっと覚えているなんてことはありません。
それでも教えたことがほんの少しは残っているので、何度も何度も同じことを同じように教えて、やらせていけば、少しずつできるようになっていきます。覚えていきます。

覚えたと思ったら、次の学年ですっかり忘れていることもあります。
小学生にとって一年という時間はかなり長い時間ですから、当然といえば当然です。

なので、何年も掛けて同じようなことを少しずつ何度も何度も繰り返すしか無い。
そう考えています。


そして、塗料もある程度厚みが出てくると、そう簡単には剥がれなくなってくるので、一度に塗れる塗料が増えていきます。
同じように、知識の下地ができてくると、一度にたくさんの知識を与えることができるようになり、そして、その定着率がよくなっていきます。

そういう下地作りはいつでもできるとは思うのですが、やはり小学生の間にやっておくのが理想です。
中学生からでも薄く塗っていくことはできるのですが、それでは入試には間に合わないのです。

火星と土星とアンタレス

「火星」接近中 夜空で一番の輝きに!

先月くらいから火星と土星とアンタレスがセットで見られる状態になっています。とても綺麗です。
日曜、月曜は雨のようですが、再接近日の31日は晴れそうですので、よろしければ是非。

結婚式

22日の日曜日、卒業生の結婚式に出席いたしました。

20160522_01.jpg
新郎は式場に入ってきた瞬間に、その場の空気を自分の空気に変えてしまいました。
改めてすごいヤツだなあと感心しました。

20160522_02.jpg

20160522_03.jpg
北風もスピーチをしましたよ。

幸せな式に呼んでいただけて、こちらも幸せでした。
お二人とも末永くお幸せに。

とりあえず来ているけれど

中間テスト前ということで、中2の一部が自習をしに来ています。
勉強もせずにダラダラ家に居るよりはよいのですが、こっそり彼らの勉強方法をのぞいて見ると、勉強の仕方が去年の中3と同じです。

そう。
自分ができる問題、過去に正解した問題を何度も繰り返し、できない問題については見てみぬふりをする、という勉強もどき、アリバイ勉強です。

その方法はできるようにはならんのよね。
とりあえず正しい勉強方法の方針は伝えましたが、如何せん試験まで日がありません。
今回はおそらく結果も出ないでしょうから、そのときに改めて自習方法の指導をしようと思います。

「教わる側」を主体にして教える


ご存知無いかもしれませんが、「掛け算の順序問題」という話題があります。

「掛け算の式は「1つ分の数」×「いくつ分」の順に書く約束になっている」ので、例えば

『1個10円のお菓子を5個買ったときの代金は 10円×5=50円』

と書くべきだ、というのが文部科学省の主張です。
ですから、小学校の先生によってはこの問題に「5×10円=50円」と答えると不正解にされる。
そんな話がありまして、それに対していやいや不正解はおかしいやろ、という主張をする人もいるわけです。

どちらの主張も一理あります。なので、端的に言えば教育業界内でも意見が分かれています。
そんな話題です。



私がかけ算を教えるときは、教える子の学力と、過去に教えたことを踏まえて以下の3つの教え方を使い分けています。

問 1個10円のお菓子を5個買ったときの代金をもとめなさい

(その1)10(円/個)×5(個)=50(円)と考えれば、(円/個)×(個)=(円)になるわけだから、5個×10(円/個)=50円でも全く構わない。

(その2)かけ算の式は「1つ分の数」×「いくつ分」の順に書いた方が良いので、10(円/個)×5(個)=50(円)と書こう(問題をやらせて逆に書いても不正解扱いにはしない)。

(その3)10(円)×5(個)=50(円)でも5個×10円=50円でもどちらでも構わない。

このように、同じ人間が同じ問題を教えているのですが、相手に応じて結構変えています。

例えば、掛け算を習いたての小学校2年生。九九は何とか覚えて、初めて文章題に挑戦しようという子だったらば、「その2」の教え方をすることが多いです。初めて習うことですから、ある程度こちらがレールを敷いたほうが安心してできる。そういう子が多いですから。

しかし、四則演算を一通り習い終えて、文章を読んでそれが「足し算」なのか「引き算」なのか「掛け算」なのか「割り算」なのかを自分で判断をする練習を始めた小学校3年生の子には、とりあえず(その3)の方法で教えることも多々あります。

主題は「どの計算方法を使うのか」という話です。計算方法の使い分けにピントを合わせて話をするために、各計算方法については多少目をつぶる。

そういうシーンがあるのも事実です。

そして、小学校5年生で分数の掛け算を習った後ならば、きちんと(その1)の考え方をマスターしたいものです。
単位で使う/(毎)が実は分数であることが分かってしまうと、速さの問題などにも応用でき、一気に算数が得意になれる大チャンスです。
そういう状態にある子に(その2)のやり方をわざわざ学習させる意味は、あまり無いと思います。


『同じ人間が同じ問題を教える場合、同じ教え方をしなくてはいけない』という発想は、あくまでも「教える側が主体」の発想です。
「今目の前にいる子に一番伝わる方法」がベストの教え方だと私は思っています。

この方法の最大の問題点は「教えられたことが前と違う」と混乱される可能性があることです。
ですから、例えば以前一回でも(その3)で教えたことがある子に対して、後日(その1)の方法を教える場合は、

「掛ける順番はどちらでも良いと、前に教えたけれども、それはこういう理由があってな・・・」

と、導入のときに断りを入れなければいけません。
そして、教え方が変えるのは「君たちが成長してより分かるようになっているから」なのだよ、と伝えます。
これは子どもたち自身にとっても誇らしいことですから、納得して新しい方法を受け入れてくれるものです。


つまり、まとめるとこうです。

教え方は子どもたちの状態を見てある程度変えても構わない。
ただ、教える側は「こういう状態だったから、こういう教え方をした」ということを覚えておく必要がある。

これは、小学生から高校生まで算数も数学も私ひとりで教え続けているからこそできる方法です。
ですから学校や大きい塾では無理かもしれません。
しかし、新風館のように小さい塾やご家庭では実現できることですので、何かの参考になればと思い、書いてみました。

誰かの参考になってくれれば少しうれしいです。

年間予定表

近所の某中学校は、学校の年間予定を生徒が全く把握していません。
なので、当月になるまで定期テストの日取りが分かりません。
もう何年も前からそうなので、そういうものだと思っていました。

しかし、どうも保護者会に出席した保護者の方々には年間予定表を渡していたようです。
先日その事実を初めて知り、その書類を初めて見ました。

きちんと、学年末試験の日程まで書いてあります。驚きました。

なぜ、生徒に渡さず限られた親御さんにだけ渡すのでしょうか。
そして、なぜその事実をほとんどの生徒が知らないのでしょうか。少し謎です。

勉強する理由

「なんで勉強せなあかんのか分からん」

と、若い時にはそういう疑問を持つものです。持って当然だと思います。
それに対する「ただひとつの正解」というものは無いと思うのですが、我々が正しいと思う理由については、機会があるたびに説いています。

ただ、近頃は中学生でも「なぜ勉強をするのか」ということについて深くは考えず、疑問にも思わない子ばかりです。
時間を与えて考えさせても「しないと怒られるから」「みんなするから」という理由が限界です。少し残念に思います。

しかし、今日、小5の子からこの疑問が出ました。
いろいろ考えて、やってみて、疑問に思ったからこその質問でしょうから、うれしかったですね。

脱ゆとり、だそうです。

「ゆとり」と決別、馳文科相が見解文書公表

基本的には良いことだと思います。
ただ、普通の公立小中学校で、いわゆる「アクティブラーニング」を行ってしまうと、結局ゆとりとは決別できない気もします。

あれはある程度ベースがしっかりしている子がクラスに揃っていないとできない授業形態だと私は思いますので。

いきなりテスト一週間前

GWも明け、先週から通常授業に戻っています。
今日は中3の連休明けの初めての授業だったのですが、突然中間テスト一週間前であることを告げられました。

そういうことにならないように「年間予定表を持ってくるように」「せめて月間予定表は持ってきて」と口を酸っぱくして言っているのですが、このザマです。

今年の発展クラスは例年ほどテスト対策の時間を取る予定ではなかったとはいえ、一週間前ですか。
連休明けからいきなりやってくれるなあ。もう。

せめて金曜日に、授業が無いけれどもひとこと言いに来れないものかと。残念。

チラシのキャッチコピー

2~3月の間、教科書クラスを宣伝するチラシを作り、私自信が歩いてポスティングをしていました。

していましたと言っても、一人で、しかも空いた時間にぼちぼちやっただけですので、大した枚数を配れませんでした。
しかし、それでも「チラシを見て」というお電話を2件ほどいただくことができました。大変ありがたい話です。

そんなわけで調子に乗ってまた新しいチラシを作ろうかなと思っているのですが、これがまたチラシのキャッチコピーが全然出てきません。

いやはや、難しいですね、こういうの。

私はこういうのが大変苦手なのですが「苦手だからということと、やるべきかどうかということは何の関係も無い」と、普段から生徒に言っている以上、やらなくてはいけません(笑

しかしまあ、出てきませんなあ。いい文句ってやつは。

塾長の北風が本を出しました。



プロフィール

さくらい@新風館

Author:さくらい@新風館
新風館通信(ソフトタイプ)です

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク