授業を聞くスキル

このごろの子たちは「授業を聞く」というスキルそのものが低いです。

たとえば、

「つまり、比例というのはxを何倍かしたらyになる関係のことだ」

と、言った直後に、

「で、結局比例ってどんな関係?」

と聞くと、結構な割合で何も答えられません。

もちろん、彼らは話を聞いてないわけではないのです。
聞いてるけど、聞けないんです。


「つまり、~」を言う前に、いろいろ実例を出したりしながら説明はもちろんしています。
その説明一つ一つは分かるのだけれども、それらが積み重ならない。

積み重ねていけないので、「何倍か」って何倍?というところで思考が止まってしまったり、そもそも「xとかyってなんだっけ」とか考えてしまったりして、「xを何倍かしたらyになる関係」の意味があいまいになり、あいまいになるからそこが一番大事であることも良く分からない。

こんな感じです。

こちらはそれが分かっているので、何度も何度も繰り返し聞きますし、覚えたか分かったかのチェックも定期的にします。そこまでやって、はじめて

「比例というのはxを何倍かしたらyになる関係のこと」

を理解させることができます。

なぜこんなにも授業を聞くスキルが落ちているのかは理由は簡単で、練習をしていないからです。
人間、練習したことしかできるようになりませんから。

中学生までにこの手のスキルをどうにかせずに高校に入ってしまうと悲劇が待っています。
少なくとも新風館に通う子たちは何とかしたいもんです。

11月からの予定表

本日より11月~2月の予定表を配り始めました。
保護者面談、冬期講習等の日程が書かれていますので、4か月間大事に保管してください。

それはさておき、来月14日の予定に

「大学見学(高校生)」

と書かれているかと思います。
この日はうちの高校生と我々が、京大に行っている卒業生に京都大学を案内してもらう予定です。

実は私、京都大学のキャンパスに入ったことがありません。
とても楽しみです。

そして、素数定規。
売っていたら必ず買うつもりです。

残って勉強

近ごろ、中3が授業後に残って質問をしていきます。
遅い時は11時過ぎまで残ってあーだこーだやっています。

大変良いことだと思いますが、少し遅くなりすぎている気もします。
「残る時はきちんと親御さんの許可は取ってこい」と伝えてありますが、許可なく遅くまで残っている場合は、きちんと許可を取るように約束をしておいていただけると助かります。

2学期中間テスト結果報告

○中学生全体の平均点
3教科 194点(1教科平均 64.7点)
5教科 310点(1教科平均 62.1点)

○中1平均点
3教科 187点(1教科平均 62.3点)
5教科 279点(1教科平均 55.8点)

※中1は在塾生がすべて発展クラスに所属しています。

○中2平均点
3教科 183点(1教科平均 61.0点)
5教科 287点(1教科平均 57.5点)

発展クラス平均点
3教科 204点(1教科平均 67.8点)
5教科 328点(1教科平均 65.6点)

教科書クラス平均点
3教科 183点(1教科平均 61.1点)
5教科 286点(1教科平均 57.2点)

○中3平均点
3教科 216点(1教科平均 72.0点)
5教科 365点(1教科平均 72.9点)

Aクラス平均点
3教科 261点(1教科平均 86.8点)
5教科 431点(1教科平均 86.1点)

Bクラス平均点
3教科 198点(1教科平均 66.0点)
5教科 338点(1教科平均 67.7点)

今年の中3は人数が少ないですが、その分頑張っている子が多いと思います。
その結果が中間テストでは出たのではないかと思います。
もちろん、テストが終わった途端気が抜けてしまった子もいるので、まだまだではあるのですが。

良くないなあと思うのは当然中1です。
ただ、去年の2学期中間を見てみると、やはり中1の点数が良くありませんでした。大体同じくらいの点数です。

1年経った今、中2全体としては平均点が変わっていないのですが、発展クラスは少しずつ力がついてきて、結果少しずつ点数が伸びています。

このようにじわりじわりと確実に力はついていますので、少し長い目で見ていただけると助かります。

電話回線に問題が発生していました

昨日、新風館の電話回線に問題が発生していることが発覚しました。
こちらから電話をかけることはできるのですが、外から電話をかけるとすぐに切られてしまって電話が全くつながらない状態でした。

木曜日の時点では大丈夫だったのですが、いつからその状態になっていたかは定かではありません。

本日の午後3時前くらいにNTTの方に修理をしてもらい、現在は通常状態に戻っております。
ご迷惑をおかけして、申し訳ございませんでした。


しかし、こういう経験は初めてです。
かけるのと受けるので回線が違うということも初めて知りました。
身近なものにも知らないことは山盛りですね。

卒業生来る

卒業生が、就職が決まったことをわざわざ報告をしに来てくれました。

高卒で、しかも普通科から就職するのはなかなか大変な時代だとは思いますが、本人の努力と、学校の手厚いサポートの結果なのでしょう。

ついでに勉強していっても良いですかと聞かれたので、数学をやっているところを少し見ましたが、就職してしまうのはちょっともったいないな、というレベルで数IIIができていました。自力でここまで勉強しているか、えらいなと少し感心しました。

まあ、文系科目はさっぱりのようなので(笑)、それは社会に出てから勉強を続けてほしいなと思います。
やる気になればきっとできるでしょうから。



入れ替わるように、別の卒業生が遊びに来ました。昨年京大に合格した彼です。

20161014.jpg
その彼の差し入れ。

ほとんどの生徒は喜んでいましたが、2年前のブラックサンダーの惨劇を味わっている子ら、そして我々には、少し、なんというか(笑

久しぶりに

中間テストの結果が分かりつつあります。

中3の子がひとり100点を取ってきました。案外久しぶりに見ました。
調べてみたら前回数学で100点を見たのは、去年の1学期の期末テストで中3の子が取っていまして、1年以上前の話でした。
ちょっと情けない話ではあります。

本人がそれで力が抜けるかなと心配していたのですが、そういうこともなく、いつも通り勉強を続けているようで、それもまた良かったと思っています。

「実力テストで100点取れたらかなりかっちょええから、頑張って」

とだけ、伝えてあります(笑

基本的に中3はみな良い点を取ってきているのですが、どうも平均点も高いようです。
詳しいことはその辺が明らかになってからですが、それでも低いよりはかなりマシですから。

たいほう

先日、小6の国語の授業を仕事をしながら聞いていたのですが、

「たいほ?たいほって何?」

という発言が聞こえてきました。

『何と時代は「逮捕」を知らない小学校6年生を生み出しているのか!』

と、思い、驚愕しました。

その後の会話も聞いていると「ああ、『たいほう』か、警察につかまることやろ?」という言葉が。
つまり、彼は逮捕を「たいほう」だと思って12年間生きてきたわけです。

ということは、彼は

「たいほうってどんな漢字なんやろ?」

と全く思ったことがない、ということになります。
事実、本人も「漢字はどうかとか考えたことがなかった」と認めていました。

「逮捕」のような、よく聞く言葉でも漢字で考えようとしていないということは、おそらく彼は、結構な割合でひらがなで思考しているのではないかと思います。

考えるときに、ひらがなだけで考えているとすれば、まず間違いなく思考速度は遅くなります。
ひらがなは言葉の区切りが分かりにくいですから、言葉の見間違え、聞き違えも多いでしょう。考えのミスも増えそうです。

こういうことが原因で学力が上がらない、上がりにくい。そんな子は多いのではないかと感じています。

学校の教科書

2週間前からテスト対策授業を行っていますので、生徒たちに

「今やっているのは教科書のどの辺?」

という質問をします。この質問に結構な割合の子が答えられません。
この子たちは学校で何をやっているのか?と思わなくもないのですが、今日はそういう話ではありません。

先ほどの問いに対して、

「授業では教科書を使っていない」

という回答も結構な割合でかえってきます。

では普段の授業は何を使っているのかと問えば、学校の先生が自作したプリントを使っている、とのこと。

中には、

「あんな教科書はクソだ。第一、いちいち説明が多すぎる」

と豪語している中学校の先生までおられるようです。いいのかなあ。


個人的には、学校で使っている数学の教科書は説明が丁寧でなかなか良い、と思っているのですが、人それぞれ教え方がありますから、あの教科書では教えにくい方もおられることとは思います。

教科書には無い工夫を盛り込んで、より良い授業をしようとする先生方の情熱は素晴らしいと思うのですが、公立の学校でそういうことしちゃって良いのかなあ?と少し不思議には思います。

第一、そんなことを許してしまっては、何のための指定教科書なのかが、よく分かりません。
まあ、普段教科書を使っていない先生でも、テスト範囲だけは教科書のページで指定していますから、
それで「教科書使ってますよ」ということになるのでしょうか。

・・・ならないですよね、さすがに。


何と言いますか、学校教育の現場は混乱をしている、ということなんですかね。

何のために

全国学力テスト“底上げ” 一方で課題も

<引用>
「学力テストにより、本来の授業を行うことができなかった」と言いながら見せたのが4月の授業記録です。記録には1週間の授業の予定がびっしり書かれていましたが、その多くが赤くマーキングされていました。
「これは何か」と尋ねると、教員は「すべて過去問などのテスト対策をしたしるしです」と答えました。
<引用ここまで>

テストの点数を取るために、勉強をする。
本来行うべき授業をせずに、点数のための勉強をする。

もしかすると、学校の先生も「何のために子どもに勉強をさせるのか」を見失ってしまっている、ということでしょうか。
だとすれば、かなりよくないです。学力テストをやめれば解決、なんてそんな簡単な話ではありません。


「何のために勉強をするのか」

その問いに対するただひとつの正解はありません。
ただ、その人にとっての正解はひとつはあるはずで、そのひとつを子どもに見つけさせることができなければ、それは教育とは言えないような気がします。

学校の先生方にも、教育に携わる人間としての矜持があるはずです。
厳しい世の中だとは思いますが、頑張ってほしいです。

塾長の北風が本を出しました。



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さくらい@新風館

Author:さくらい@新風館
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