精一杯面白がってほしいので

先日のヘビの話やら、SPring-8の公開の話やらもそうですが、この日記には、定期的に理系的な話題を書くようにしています。

なぜこんなことをするのか。
それは、こういった理系的な話を「面白い」と少しも思うことができない子は、理系に進学するのは難しいと考えているからです。

理系の学問を学ぶには、その学ぶ対象を「面白がる」必要があると、私は考えています。
文系は体験したことが無いので良く分からないのですが、そう大きな違いがあるとも思えません。

文系科目が苦手だとか、就職に有利とか、年収が上がるとか、そういう理由で理系進学を選択してしまうと、きっと大学4年間が苦痛になるでしょうし、その先の仕事も長続きしないのではないか。
もし続いたとしても、良い仕事はできないのではないか。そう思うのです。


理系の世界で楽しく生きていくには、心にある種の子どもっぽさを備えていることが必須です。

かの本田宗一郎が「鉄腕アトムを実現せよ」命じた結果、ASIMOが生まれました。
「アトムを作りたい」という発言は、良識のある冷静な大人としての本田宗一郎がしたのではなく、彼の中の「夢見る子ども」の部分の仕業に違いありません。

本田宗一郎だけでなく、日本の大学の工学部の教授たちは、まだ見ぬ機械、まだ見ぬ装置を夢想して、妄想して、その実現のために邁進しています。
いい大人が「アンドロイドを作りたい」とまじめに言っています。傍から見たら変人かもしれません。
しかし、そういう世の中のエッジにいる人達が、人間の世の中の境界を日々広げているのです。

理系に進学する子達全員が変人にならなくても構いません。でも、せめてその世界を面白がっては欲しい。
自分の中の内なる衝動に従って、精一杯面白がって学んで欲しい。

そう思っているからこそ、面白がってくれそうなネタを、その世界に入るきっかけになりそうな話を紹介しているのです。
決して趣味だけでやっているのではないのですよ(笑

コメント

No title

理系(特に理工系)はその分野に興味関心がないといくら良い大学に入っても面白くないと思います。しかし、一方で理系の特定の分野に関心があるけれども、数学の成績が芳しくなく、強制的に文系にさせられた人もいれば、単に成績が良く、収入やブランド名だけで東大や医学部を志望する人間(俺ではない)が存在するのも事実です。受験という制度に疑問を感じてしまいます(が、とりあえず大学に入らなければお話にならないのも事実ですが。)

No title

コメントありがとう。

受験という制度には問題もあるし、私も疑問に思うことは多々あります。もう少しなんとかできねえもんかと常々思っています。

ただ、どんな制度であっても人間が作ったものである以上、何らかの欠点なり問題があるわけで、問題点ばかりをとやかく言っていても不毛な気もします。

どの大学に入るのかということは人生において非常に大事なポイントではありますが、それでも大学は人生の通過点のひとつに過ぎません。

その辺りを忘れずにいれば、正気でいられると思います。
受験勉強、頑張りましょう。

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