平成30年度兵庫県公立高等学校入学者選抜学力検査に関する実施結果

毎年恒例の平成30年度兵庫県公立高等学校入学者選抜学力検査に関する実施結果が発表されていました。

教科別平均点は、

・国語……60.0点(前年度:68.1点)
・社会……62.3点(前年度:59.1点)
・数学……54.9点(前年度:50.8点)
・理科……36.1点(前年度:51.5点)
・英語……53.0点(前年度:58.4点)

入試直後に、私はこんな記事を書いています。

<引用>
数学は大問3の関数の問題が割と素直だったのと、大問7が見るからに難しそうで諦めが付きやすい問題(笑)でした。
例年通り、ハイスコアを出しにくい試験になったと思いますが、そこそこの点は取りやすい問題だったとも思います。

理科はきちんと理解していないと答えにくい&中学生が苦手とする単元オンパレードでなかなか難しかったと思います。一昨年のように平均点が下がるのではないかなと感じました。
<引用ここまで>

予想通りの結果になったようです。

数学は80点以上を取った子が全体の3.1%。昨年は1.4%でしたから若干マシになりました。
得点率が10%を切る問題が2問だけということになっていますが、問題7の(3)(4)で15.3%というのは、おそらく(4)の正答率の低さを隠すための表記ではないかと疑っています(笑)

とりあえず、昨年は40~59点が全体の50.7%、60~79点が27.6%だったのに対し、今年は40~59点が全体の40.0%、60~79点が40.1%と得点分布が幾分まともになっています。

数学が得意な子がそれなりの点を取れる入試問題であった、ということだと思いますので、この部分は評価できます。
毎年少しずつ良くなっていっていると思います。来年もこうあって欲しいと強く期待します。


そして、理科です。

平均点36点。
80点以上取れた子は、全体の0.1%。60~79点でも5.3%。20~39点の子が全体の53.6%を占めています。
公立高校入試としては、「異常な分布」と言って良いと思います。

入試直後にも書きましたが、そこまで強烈に難しい問題であったということはありません。
どうしてこうも点数が低かったのかといえば、「考えて書かせる問題」「少し考えなければ答えが出せない問題」が多かったからだと思います。

つまり、ただ「覚えているだけ」の子には点が取りにくい問題が多かった、ということです。
さらに言えば、今の中学生は「覚えていることも穴だらけ」の子がほとんどですから、そういう子たちには尚更です。

基本的なことを理解させ覚えさせたうえで、それらを組み合わせて思考する必要がある問題。
そういう問題を出すことは大変良いことだと思います。
意味も分からずとにかく暗記すればOKな、クイズのような入試になるよりはよほど良いです。

ただ、少し難易度と量のバランスが良くなかった。
この点を改めれば、きっと良い入試問題になるはずですので、来年の問題作成者の方々には是非頑張っていただきたいと思います。

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